ノミは猫の条虫(サナダムシ)の中間宿主として、条虫を媒介しますし、人間にも足首から膝にかけて皮疹を起こさせます。
このことからもノミがつかないような方策と環境の整備を行なわなければなりません。
体の表面に、1.5~2㎜ほどの茶色の素早い虫が寄生していたり、1㎜以下の細かい褐色のノミの糞がたくさんケージ内やタオルの表面に見られたり、0.5㎜ほどの白色のころころと転がる卵を見つけた場合は・・・
殺虫剤の入った浴剤で洗う、ノミ取り用の首輪を獣医師の指導のもとにつける、環境周囲の薬剤散布をするといった対策が必要になります。
人が使用するヘアケア 無添加シャンプーでも大丈夫でしょう。
シラミの寄生による皮膚炎毛の根本をよく観察すると、2㎜ほどの細かい灰白色の虫が食い込むように寄生しているのが見られますが、多くの場合、毛に1㎜ほどの雨垂れ形の白い虫卵がついていることによって発見されます。
シラミの寄生があるとかゆいので、皮膚表面には爪で引っ掻いたり、自らかんで傷を作ることがあります。
しかし、多数寄生しているのに全く皮膚症状を現わさないものもあります。
2、3回の殺虫剤の散布と薬浴をあわせて行ないますが、虫卵の付着が多い場合は、毛を刈って、さらに数回の殺虫の処置を行なわなければなりません。
周囲に感染源となる猫がいるはずですから、同居している猫があれば再発防止のためにも検査をする必要があります。
この他にも蜂や蚊、ブユ(ブト)、毛虫といった昆虫が関与する皮膚炎や、マムシによる咬傷事故が知られていますが、犬に比べて神経質で用心深い猫では珍しいことです。