大統領選挙と「日本問題」 4
冷戦後の初のアメリカ大統領選挙運動が展開された中で、民主および共和党の大統領候補者たちは、現職の大統領であるブッシュの内政-経済政策、人種政策および対日政策に関して強弱の差はあるものの、折につけて批判してきました。
そして彼らは総じて、日本に対して強硬な姿勢を示していました。
そこで以下では、予備選挙の段階を通じてみられた各政党の主な大統領候補者の日本に対する政策を紹介し、アメリカ函民の「日本問題」に関する認識の一端を検討することにします。
ボブ・ケリー連邦上院議員(民主党、ネブラスカ州選出)
ケリーは、1943年生まれでベトナム戦争に従軍し、膝から下の右足を失いました。
ケリーはレストランのオーナーから82年のネブラスカ州知事選挙に打って出て当選し、83年から87年まで知事を務めました。
また、89年にはネブラスカ州選出連邦上院議員となり、党内ではリベラル派に属し、湾岸危機では武力行使に強く反対。
さて、全米のトップを切って92年2月18日、ニューハンプシャー州で予備選挙が行われましたが、その前月の1月29日、選挙のコマーシャルが一斉に流れ、テレビ広告においてケリー上院議員はスケートリンクに立って次のように視聴者に訴えました。