大統領選挙と「日本問題」 6
しかし、コマーシャルが一斉に放映された後にケリーの支持率は低下し、日本タタキの狙いは見事に外れてしまったのです。
後にケリー自身は、日本タタキは失敗であって、自分自身を売り込む視点が欠けており、有権者がいちばん関心のある景気後退に焦点を合わせるべきであった、と語りました。
ポール・ソンガス元上院議員(民主党、マサチューセッツ州選出)
・・・ソンガスは1941年生まれで、法曹界に身を置いた後、連邦下院議員を2期務めました。
そして、79年から85年まで連邦上院議員となり、カリスマ性はないですが革新的政治家として評価を上げました。
ソンガスは、92年1月20日から流したテレビコマーシャルで、無人の暗い工場を背景にして次のように語っています。
「日本をたたくだけではこの工場はオープンできない。
アメリカ人は自分の運命を自分で切り開いていくべきだ」と。
"冷戦は終わり、日本が勝った"というのが、ソンガスのうたい文句であり、民主党の中では最も自由貿易寄りです。